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ダンスの基礎「アイソレーション」のコツと練習方法|NOAダンスアカデミー

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■ ダンスの基礎アイソレーションとは

(1) アイソレーションとは

アイソレーションは日本語で「分離、独立」などの意味を持つ言葉で、ダンスに置き換えると「ある個所だけを動かすこと」と置き換えられるでしょう。
ダンスは細かいニュアンスやリズムを表現するのに、ボディコントロールがとても大切です。
有名なダンサーの方々は、そういったボディコントロールをスムーズに行うために、決まった部位を動かすトレーニング(アイソレーション)をして舞台やステージに立ち、活躍していますので、皆さんもそれに習って頑張って習得しましょう!


(2) アイソレーションの効果

ダンスの定義は、半分が、舞台芸術として捉えられます。
もう半分がその他の要素(娯楽・社交・スポーツ・宗教・呪術行為)として。芸術的要素が大きいです。
あくまで歴史的な見方であって、考え方や時代によっても、この観念は変わってくかもしれませんが芸術としてあなたのダンスを、普通の運動と、区別するのがこのアイソレーションと言ってもいいでしょう。
見せたい部分を「魅せる」ために、アイソレーションという技術が必要なのです。


(3) アイソレーションをやる意味

アイソレーションをダンスに取り入れる意味は、大きく2つです。
①ダンスの見栄えを良くすること
②体をイメージ通りにコントロールできるようになること


■ 部位別のアイソレーションのやり方

(1) 首のアイソレーション

ポイントは前に出す際はアゴを上に上げすぎないようにすることです。
また、後ろに引く際にはアゴを引くイメージで動かしてあげましょう。


1つめの練習方法は手をクロスするようにして肩をおさえながら動かしてみましょう。肩が固定されるので、手放しのときよりも動かし易いです。


2つめは手を上にバンザイするようにあげて行います。
ちょうど頭の横に二の腕が来ると思うので、二の腕に耳をくっつけに行くように首を動かしましょう。
以上のような練習で動きのコツを掴んだら、実際に手放しに戻って動かす練習をしましょう。


(2) 腰のアイソレーション

練習するときには膝を曲げ、腰をまっすぐ下に下した体勢がやり易いです。
動かす際には骨盤を意識し、上半身が動かないように気を付けましょう!
はじめは骨盤の動きを確かめる為にも、手を腰に添えて行うとやり易いので、苦手な人は試してみてください。


(3) 肩のアイソレーション

左右のアイソレーションの際には、片方の肩が上がったら、もう片方の肩は下げるようにしましょう。
肩を後ろへ引きたいときは肩甲骨をくつけるイメージで、肩を前に出したいときは胸を後ろに下げるイメージで行いましょう。
慣れてきたら胸を動かさずに方だけでアイソレーションするのがポイントです!


(4) 胸のアイソレーション

みぞおちの辺りを意識して行うとやり易いです。
ポイントは2点あります。
1.出来るだけ肩は動かさないように意識して前後に動かす。
2.肩のラインを気にしながら行う。


左右に動かす際には、どうしても肩が斜めに下がってしまいがちなので、肩の角度を保ちながら動かすのを意識しましょう!
はじめのうちは肘で引っ張っるようにして動かすと、肩のラインもキープしやすいので、苦手な人は試してみて下さい。


■ 上手くできない時のコツや練習方法

初心者の人が独自でアイソレーションを練習する時は、以下の基本的なことに注意して行うようにしてください。


• 鏡で動きをチェックしながら行う
• 呼吸は止めずにリラックスして行う
• できるだけ大きくゆっくり丁寧に動かす
• 動けてきたら音楽にあわせて行う
• できるだけ毎日練習する 


これらのことはこれからダンスをしていく上でとても大切なことになります。特に鏡を見ながら練習することが一番大切なことです。
自分の動き方というものをしっかりと把握しておくことです。

-終わりに

アイソレーションは地味な動きであるがゆえに、最初はなかなか出来なくて歯がゆい思いをするかもしれませんが、これが後々のダンスの見栄えをグンと変えてくれる下地になるので、少しずつでもコツコツと続けていくことが大事です。
今回ご紹介した順番でなくても、まずは得意な部位からトレーニングして「動かせる感覚」というものを掴むのも上達の手助けになると思います。
これを機に皆さんのレベルアップにつながればと思います。

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